ボクシングがまだ現在のように洗練されたスポーツと確立されていなかった1900年代初頭。
その時代に多くの観衆から支持され憧れの存在だったといわれる一人のフランス人ボクサー「Marcel Moreau」。
1911年のフランスのボクシングチャンピオンであった彼は、1920年以降ボクシングがメジャースポーツとして発展していく過程において、重要な役割を果たしたとされているが、現在ではその存在や歴史を知る人は決して多くはない。
今シーズンのDECHAMPSは、その”隠れた名チャンピオン”にインスピレーションを受けて制作されたコレクション。

SAHARIENNE JACKET
ミリタリーウエアをベースに、ボクサーのワードローブをイメージしながらデザインされたジャケット。
美しい生地と色、程よい量感のシルエットとドレープ、軽い着心地。
手仕事の奥ゆかしさが表現されたデシャンのシグネチャーディテールであるカーブを描くポケット。
構成するすべてが心地よく、着た瞬間に高揚するようなスペシャルピースです。
PERFORATED LEATHER TRICOT
フレンチパンチングラムレザーのベスト。
ボクサーのトレーニングウエアをデシャンの解釈で表現。
シャツやTシャツ、タンクトップなどともレイヤードでき、またジャケットのインナーとしても。
上質なパンチングレザーによる高級感と、インナーを覗かせることができる楽しさが、スタイリングに変化をもたらします。
CHAMPION BELT
その名のとおり、チャンピオンベルトを着想源としたデザイン。
フランスでハンドクラフトされており、特徴的なオリジナルバックルは、フランス警察騎馬隊の馬具と同じ背景で制作。
今シーズンリミテッドカラーであるカーキのバレニアレザーは、豊かな質感で使い込むほどに美しく、また耐久性にも優れます。
4cm幅でBIBOJAやZINSのトラウザーズのベルトループにも問題なく通ります。
BERNARD ZINS
TOURNON / 74526-036
F.LLI Giacometti
Mary Jane – VOCALOU / FG633

MOREAU SHIRT
ボクサーMoreauの名を称したこのシャツは、ボクシンググローブを締め上げる紐の構造や、胸元にレースアップディテールのあるヴィンテージのスポーツウエアを着想源に、上質なウール生地で仕立てられています。
グリーン/ブラウンの深い色と真っ白な紐とのコントラストが美しく、開放的なデザインの中にも上品なムードが漂います。

BOXING SHORTS
2インプリーツ、ボタンフライといったクラシックなディテール、ラミネート加工が施されたシルク100%のファブリック、極めてラグジュアリーなボクシングショーツです。
鏡のように光輝く生地は、その特性上、外で地面に座ることも寝転ぶこともできず、常に立っていなければならない。
まさにチャンピオンにふさわしい。
PHILEO
CASCADE
カミル・クリングスとミリヤ・セリーヌ・ハンセンの男女デザイナーデュオによる<DECHAMPS>。
ベルギーのファッションスクールで出会った二人は、それぞれ〈CELINE〉〈ISABEL MARANT〉〈HERMÈS〉などのトップメゾンで経験を重ねたのち、パリ・マレ地区にある著名建築家の書庫を改装しアトリエとしています。
精巧で緻密な仕立てのクロージングと上質なレザーアイテムに特化しており、クロージングのほとんどはアトリエにてカミル自身が仕立て上げ、コレクションに欠かせないレザーアイテムはミリヤが手掛けています。
真摯で誠実な二人が自由に創造する世界観に、私は強く惹かれています。
キヨハラ
