SHOLAR=学生・学者・研究者の意。

“THE SCHOLAR COAT”。
ロンドンやオックスフォードの学生や研究者が昔からダッフルコートを愛用してきたという背景からこのトレードネームは生まれた・・・かどうかは定かではないが,そんなことに思いを馳せながら,本稿では toogood が手がける THE SCHOLAR COAT をご紹介いたします。

 

ダッフルコートについての詳細はここでは割愛しますが,ただ一つ言えることとして,イギリスの歴史において重要な外套であることは間違いない。グローバーオールにはじまり,モンゴメリー,インバーティアなど数々の名作と呼ばれるダッフルコートを生み出してきたのは,いずれもイギリス創業のメーカーなのである。

 

 

toogood
THE SCHOLAR COAT – raw cut felt
color : Flint

 

特徴的なのは、toogood らしい “スケール” と “かたち” の強さ。
大胆な分量感、直線的なシルエットライン、そして全体を縁取る 裁ち切り(raw cut) のエッジ。

世の中に星の数ほどあるダッフルコートですが、そのなかで本当にオリジナリティを感じられるものは,果たしてどれほどあるのだろう。

その問いに真正面から答えてくれるのが、この toogood の “THE SCHOLAR COAT” だと思う。

 

 

メルトン生地が主流のダッフルコートですが、toogood の “THE SCHOLAR COAT” ではフェルト生地を採用しています。裁ち切りにしてもほつれないというフェルトの特性を最大限に活かしたデザインが特徴。さらに、防風性や保温性においてもメルトンに引けを取らない、高い性能を備えた素材でもあります。

 

 

ダッフルコートの表情を左右する大ぶりのトグル。そのトグルを留める紐は、従来の麻素材から別素材へと変更されています。色のコントラストを抑えたクールな印象と、素材感が生み出す控えめなコントラストが、高級感を漂わせています。

 

 

フロントに配された、極端とも言えるほどデフォルメされた大きなパッチポケットが、程よい抜け感を生み出しています。もちろん、大容量の収納力も大きな魅力になっています。

 

 

toogood
THE SCHOLAR COAT – raw cut felt
KHOKI
Asymmetric sweat shirt
HUSBANDS
CLASSIC COLLAR SHIRT – Cotton Poplin
BERNARD ZINS
H3 / 74050-002

 

ロンドンに現存する最後のダッフルコート工場で生産された”THE SCHOLAR COAT”。
伝統的なディテールはそのままに、スケール感を大胆に変えることで生まれる、toogood らしいモダンな空気感。
クラシックの中に潜むモダンが、ダッフルコートをまったく新しい存在へと引き上げています。

 

冬の風景の中に、静かに佇む。

それは衣服でありながら、まるでひとつの“造形物”のよう。

THE SCHOLAR COAT は、まさにそんな一着だと思う。

 

 

 

 

イソムラ

Posted by:chikaramachi lab.