今日は【cantate】2018 A/Wの新作から、いち早く届きましたデニムのアイテムをご紹介します。
今シーズンのデニム生地は、デザイナーが所有するデットストックのデニムを徹底的に分析して、生み出されたスペシャルなものです。その元となっているのは、ヴィンテージデニムの中でも定評のあるリーバイス47年モデル。この年代は、ムラ感が強く、青さよりも黒さがあり、このムラ感と色目が大きな特徴です。
縦糸を7番、緯糸を7.4番にと、番手を微妙に変えています。そしてあえて緯糸にトップ染めのベージュを使い、当時の黒っぽい独特な色を出すようにしています。
生地は日本の岡山にある工場で、旧式のシャトル織機で織られています。セルビッチの色もスペシャルでピンク。なかなかこの色のものは、お目にかかれないのではないでしょうか。しかも変色しないように同系脱落反応染めという方法で染めています。このオリジナルのデニム生地が使用されたアイテムを2型セレクトしています。どちらも素晴らしい仕上がりです。
T-Back Jacket
Color : Indigo
何年着ても流行に左右されず古びて見えない、オーセンティックなデニムジャケットはcantateを代表するアイテムです。今シーズンリリースされたのは、いわゆる「ファースト」と呼ばれるデニムジャケット。
フロントの両側に入ったプリーツ、左側についた1ポケット、後ろ側は、ヨークに入ったギャザーと裾には針付きのシンチバック。ヴィンテージ度満載のデザインとディテールですが、それだけではありません。今回のデニムジャケットは、デザイナーが高校生のころに古着屋で見た「ファースト」が再現されています。フロントの裾のベルトにはV字のステッチを両側に。このステッチを再現するにあたって調べたらしいのですが見つからず、デザイナーの記憶を頼りに再現されています。
背中のステッチがTの字に見えることから「Tバック」とも呼ばれますが、昔、大きなサイズのデニムジャケットを作るときに背面を一枚のデニム生地で賄えないので、2枚の生地で縫い合わせたため、この「Tバック」ができたそうです。シンプルなデニムジャケットだからこそ、背中の切り替えを入れることによって、表情が変わってきます。そして、背中のセンターには巻き縫いでステッチが入っています。
このデニムジャケットはバックがむちゃくちゃかっこいいです。。。
本水牛を使ったボタンが、cantateのデニムジャケットであることの証明。細かな部分ではありますが、エレガントで上品な雰囲気は、こういったところからきているのでしょうね。
1947type Jeans
Color : Indigo
cantateを代表する定番ジーンズ。シルエットは、程よい太さを持ったストレート。太腿とヒップの収まりが工夫されているので、ドレスパンツやチノーズのようにはきやすく、体にもよくフィットします。カジュアルなトップスだけではなく、ジャケットやコートとコーディネートし、 ジャストフィットではけるようにとデザインしたモデルです。昔ながらのボタンフライ仕様ですが、ジャケット同様に本水牛のボタンが使われています。ベーシックなジーンズに見えますが、cantateらしさが詰まったシーンズです。
cantate
T-Back Jacket
College Collar Shirt
1947type Jeans
Ribbon Knot Belt
ENZO BONAFE per Le Yucca’s
36335 – VITELLO / Y28018
アメカジに振りすぎない、繊細な雰囲気はcantateだからこそ。是非セットアップで着ていただきたいです。
最後にお知らせです!!
恒例になっています、cantate exhibitionを7/21 , 22 , 23の3日間、開催いたします。
イベントの詳細につきましては、後日詳しくお伝えいたしますので楽しみにお待ちください^-^
シバタ