Survival of the Fashionest サバイバルオブザファッショニスタ ニット

“Survival of the Fashionest”は、オランダ人デザイナーJoost Jansen(ヨースト・ヤンセン)によるニットブランドです。ヨーストは、オランダの美術学校「デザインアカデミーアイントホーフェン」でプロダクトデザインを学び、卒業後は同校にて4年間教職に就きました。 その後、アントワープ6の一人であるウォルターヴァンベイレンドンクのデザインチームに招かれ、巨匠ウォルターのもと8年もの間プロダクトマネジャーを務めました。そして、キャリアの1つであるヘンリック・ヴィブスコフではプロダクションおよびリサーチマネージャーとして様々な仕事に携わり、2017年に自身のブランドを立ち上げるまでの間、ファッション界の中心人物と共に仕事をし多くの経験をすることとなります。そのなかでヨーストは、伝統的な職人の技術や知識が忘れられていることに気づき、やがて「最高のニットウェアを作りたい」という強い思いを抱くようになりました。その思いに向かい先ず取り組んだのは、熟練のニッターである250人のおばあちゃんを採用することから始めました。それ以来、”Survival of the Fashionest”は、ヨーロッパのニッターと協力して、伝統的な技術、綿密なディテール、アート性の高いユニークなデザインを特徴とする手作りのニット製品を生み出していきます。

様々なアート作品をモチーフとする”Survival of the Fashionest”ですが、中でも私マエダが一番気になるアイテムをご紹介します。

絵柄のモチーフになっているのは、ドイツ表現主義の代表的な画家、エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナーが1930年代に描いた「Eaters」という作品です。二人の人物が何かを食べている細かいディテールまで全て手編みで再現されています。複雑な絵柄は一枚のセーターを完成させるまで少なくとも2週間という長い時間を要します。

全ての製品に付けられるネームタグもニットで作られています。とても可愛いらしいですね。

使用する毛糸は100%ドネガルウールです。ドネガルウールとはアイルランドのドネガル地方発祥のウールで、野性味ある表情と質感を特徴とします。手紡ぎによるネップ(色糸のかたまり)入りの毛糸は素朴な風合いをもち、”Survival of the Fashionest”のアーティスティックな側面との融合により生まれるプロダクトはまさに唯一無二。エッジが効いているけれども、どこかノスタルジックな気持ちになるセーター。。。

全てのセーターは特別に作られたオリジナルの箱「ボックス・オブ・ワンダーズ」に入れられます。プロダクトデザイナーとしてのキャリアが活かされたヨースト・ヤンセンならでは仕事です。これは、大切に編まれたセーターをずっとそばに置いてほしいというヨーストの思いが詰まった演出でもあります。

今シーズンは他にもユニークなアイテムをご用意しております。フェイスデザインが印象的なニット帽、セーターと同じくアート作品がモチーフとなっているマフラー、そして、なかでも際立った個性を持つのがパペット付きのセーター。これは手と足に紐が付けられており、着用時に手を上げるとパペットの手足も共に動くというクレージーな仕組みになっています(笑)・・・何と可愛らしいのでしょう。1着如何でしょうか??人気者間違い無しですよ(^ ^)

Pants : Bernard Zins
Shoes : Le Yucca’s

クラシックなスタイルに落とし込むとニットが映えて素敵なスタイルになりますよ。個人的に全部欲しいアイテムですね。。。

暖かさはちろんのこと、デザイン性にも優れた素晴らしいニットだと思います。他とは被らないスタイルを求めている方にオススメしたい1着です。是非一度店頭でご覧ください。

 

 

マエダ

 

 

 

Posted by:sakae