今シーズン’ARCHIVIO J.M.Ribot’のなかにおいて他のアイテムと少し毛色の違うシャツがある。
ARCHIVIO J.M.Ribot
HAND BLEACHED SHIRT – W27/HALF/BL
color : Purple & Gray
そう、このグランジ感満載なオンブレチェックのシャツである。
60年代アメリカの青春不良映画の金字塔『アウトサイダー』をはじめ、70年代アメリカのスケートカルチャーを描いた名作『ロード・オブ・ドッグタウン』、90年代アメリカ、グランジロックのカリスマ『カート・コバーン』など、オンブレチェックのシャツといえばアメリカの象徴的な人物たちが身に着けたものとして、もしくは不良のアイコンとして深く印象付けられている。
恐らくアメリカが発祥の柄ではないと思うが同国のカルチャーとの結びつきが深いことから・・・’ARCHIVIO J.M.Ribot’でのオンブレチェックはとても新鮮だ。また、この四角いシルエットも然りだと思う。
異なる2種のオンブレチェック生地をつなぎ合わせ、表面の一部分が朽ちてベースが剥き出しになったかのような・・・。胸ポケット部分の柄合わせは勿論、生地端の形状もとても自然に縫い合わされている。荒々しい面だけど丁寧に作られているのです。
年代も材質もデザインも異なる古いボタン。ボタンホールは全て手でかがり、糸をゾロゾロと垂らす独特な表現方法は同ブランドのアイコニックなディテールの1つでもあります。
グランジ感満載なクラッシュした袖先と裾、ブリーチアウトされた生地。1つはコットンベース、もう片方はレーヨン、2種の生地が異なるのも◎
アーチザナルなモノづくりに馴染みのない方でも入りやすいシャツだと思う。
一層の事、ストレートなストリートスタイルに取り入れても素敵かも。
ぜひ、店頭でご覧ください。
イソムラ