AURALEEの新作リバーシブルブルゾン「HIGH COUNT WOOL POPLIN BLOUSON」。
 
“HIGH COUNT WOOL POPLIN BLOUSON”
 
 

フロント両胸にジップ付きポケットが付いたA面に対し、表地と裏地のコントラストが窺えるB面を併せ持つこのブルゾンは、これまで「オマケ」的な役割でほとんど出番がないことも多いB面の存在を覆すような仕上がり。
(便宜上、このブログでは表をA面、裏をB面とよびます)
 
 


今までみてきたリバーシブルタイプのブルゾンにはA面を際立たせるかのように、ついでにデザインされたような脇役的なB面を持つものが多かった気がします。
「良い服」には見えない部分(内側の縫製や裏地など)の作り込みが丁寧であることは前提として、このブルゾンにはその結果として生まれたB面の存在がある。
当然、内側に品質表示タグが見えていたり、ロック縫いやパイピングが丸見えになっているような無理矢理感はありませんが、B面を表にして着るとまるで「本来のものを裏返して着ている」かのような違和感が有りつつデザインとして成立している。こういう洋服はそう多くないと僕は思います。

 
 

AURALEE
HIGH COUNT WOOL POPLIN BLOUSON / Top Beige(Size:4)
SUPER FINE CASHMERE SILK KNIT VEST / Top Gray(Size:4)
LIGHT WOOL MAX GABARDINE SLACKS / Black(Size:3)
A MACHINE
24-CGS / White※SOLD OUT
F.LLI GIACOMETTI
GURKHA SANDAL – PYTHON(Size:41)
 
着用スタッフ(身長172cm/体重60kg)



当然、A面も雰囲気抜群です。
メインで使われているのはSuper120’s原料のウールを綿の段階で防縮加工を施し紡績し、極限まで打ち込んだウールポプリン素材。製品洗いを施し、ナチュラルなシワ感に仕上がっています。
 
 

今シーズンのコレクションでは、シワ感のあるアイテム、裏表逆で履いたパンツなどが見受けられましたが、
着方を間違えていたり、洋服を着て生活をしていると発生する服へのダメージや癖など、リアルな衣生活にフォーカスし、より身近に自然なファッション感じられる内容でした。
 
常々感じていることですが、洋服に限らず靴やアクセサリー、バッグなどなど、身の回りに存在する「モノ」は着て着古して、使って使い古すことが消費者としての理想かと思います。
 
この”HIGH COUNT WOOL POPLIN BLOUSON”には消費者としての理想と、自然なファッションを楽しんでいただける案外珍しいポジションにいるジャケットではないでしょうか。
ガシガシ使い込むことで見せてくれるであろう豊かな経年変化が楽しみです。
 
ちなみに僕はB面推しです☺︎
 
是非店頭でお試しにいらしてください。
 
 
サカニシ
 
 

Posted by:sakae