昨年の10月と今年の3月にトランクショーを行ったLUTAYS。
ジャンさんは、お会いするたびに自身のことや、コレクションについて熱く丁寧に語ってくれる。
実直で誠実な人柄、ものづくりに対する情熱、志、信念が伝わってきて、その力強い一言一言は心にまで達する。
そうして、私たちはますますLUTAYSに惹かれてしまう。

 

 

19世紀以来フランスで婦人服のために培われてきたオートクチュール技術を、独自の方法で紳士服に取り入れるという他にはないアプローチでLUTAYSの服は作られる。

伝統に根ざしたオートクチュールは、最新のテクノロジーと手仕事を組み合わせて、テーラリングやシャツの技術では得られない快適さと柔らかさを実現し、最終的には、フィット感、品質、快適さにおいて比類のないものとなる。

フランスの品格と文化を取り入れ、古典主義とモダニズムの交差点で美の感覚をもたらし、男性に新たなエレガンスを創造する。

 

本日は、簡単ではありますが、改めて店頭でご覧いただけるLUTAYSの春夏商品をご紹介いたします。

ACE – HOPSACK / navy

LUTAYSで最初にデザインされたモデル。
フランス空軍のエースパイロットたちのロマンスと華やかさに着想を得たフライトジャケット。
砂時計のようなエレガントなシルエットと実用的なポケット。スマートなベルトシステムは、ベルトを抜いても外観が損なわれないよう工夫されている。
生地はマットでモダンな表情を持つウールモヘアのイギリス製ホップサック。通気性に優れ、軽く、シワになりにくい。

 

 

 

EP – FRESCO LIGHT / gray
EP – FRESCO LIGHT / green

フォーマルトラウザーズ。
EPとは「Ecole Parisienne」の略で、テーラリングでのパリの気品を意味する。
クチュール技術により、パリのテーラリングの気品を思い起こさせ、柔らかくユニークな仕上がりに。
膝から緩やかにテーパードしたシルエット。生地はイギリス製フレスコ。触った瞬間に上質と感じる肌触り。

 

 

 

 

 

 

 

 

ZOLA UNLINED – IRISH LINEN / coffee

ワークウェアの魅力とクチュールの品質が融合したLUTAYSの最も象徴的なモデル。
知識人と労働者の世界を行き来し、リアリズム文学の巨匠として知られる小説家エミール・ゾラを称え、古いポートレートに写るその姿より着想を得ている。
Aラインを描くシルエット。一枚生地のプレーンな後ろ姿、立体的なポケット、隠れたダーツが特徴。
夏に最適なミドルウェイトのアイリッシュリネン。魅力的なCoffee色。

 

 

 

 

 


BOUDEUSE – FRESCO LIGHT / gray

Boudeuseは、最初に世界一周航海をしたフランスの船の名。
船乗りの伝統的な内ポケットとボタンのディテールを踏襲しながらも、都会的な襟や長めのカッティング、洗練された生地を用いることでエレガントなシャツに。生地はEPと同じ。

 

 

 

 

 

 

MARIN – FRENCH DENIM / navy

 

フランス海軍ではよく知られているシルエット。
パターンとディテールを見直し、余計な装飾のない洗練された夏のショートパンツ。
フランスの古い織機で織り上げた高密度ながら柔らかいLUTAYSオリジナルデニム。

 

 

 

 

 

 

 

GRENOUILLERE – COTTON JERSEY / white
GRENOUILLERE – COTTON JERSEY / navy

LUTAYS初のTシャツGRENOUILLEREは、パリジャンが20世紀後半にくつろいでいたセーヌ川沿いにあった行楽地「ラ・グルヌイエール」に由来。印象派誕生の地として知られ、モネやルノワールにも描かれている。
伝統的なフランス製Tシャツを、クチュールの製法と仕上げで洗練されたものに。
ジャケットの中に完璧に収まる適度なフィット感、一枚で着ても美しい佇まい。
イタリア製のコットンジャージー素材。

 

 

 

 

 

 

 

LACETS – COTTON / khaki
LACETS – COTTON / navy
LACETS – COTTON / bordeaux

究極のフレンチ・エスバドリーユ。
バスク地方発祥のエスパドリーユは、元来紐を足に巻き付けて履かれており、フランス語では「lacets」と呼ばれる。
伝統的なつくりに加え、耐久性と快適さを向上させるために、随所にレザーを使用。
機械と手作業による独自の底付け方法。バスク地方の熟練した職人によるハンドメイド。

 

 

卓越した職人技に特化し、あらゆる段階で最も熟練した才能を集め、最高の素材を厳選した、エレガントで快適な究極のワードローブ。
幅広いシーンで着用できるカジュアルなワードローブであるが、そこには常にフランスの気品やエレガンスが漂う。
その控えめな洗練に奥深さがあり、触れるたびにやはり惹かれてしまう。
そして、このクォリティーをメイドインフランスで実現させているのは並大抵のことではない。
こうしたフランスの伝統と文化を尊重した姿勢を貫き通していることにも、強く惹かれるのです。

 

 

 

キヨハラ

Posted by:chikaramachi lab.