


“13年ゼミと17年ゼミの羽化時期が重なりセミが大量発生した際に着用する迷彩服を想定し作られたジャケット”
ブランドから頂いたステートメントにはこのように書かれている。
そんな迷彩服が存在するわけではございませんが今シーズンのテーマに沿えば納得のいくアイテム説明です。
調べてみると昨年、221年振りに、合わせて1兆匹のセミの発生が見込まれ、注目されていたニュースのようですね。
A MACHINEらしい独特な発想と現実の出来事の間で生まれたこのジャケットはどこか見覚えのあるシルエットで、過去にも制作されていた”Summer Snowboad Wear”や”Quilting Snowboad Wear”に近いベースシルエットで、個人的にはかなりお馴染みになってきました。
全体をみるとダメージ加工が施された迷彩ジャケットのように見えますがヒダのようなものはよくみるとこんな感じ。
飛び立ちそうなセミ。
飛んでいるセミ。
並んで止まっているセミ。
レーザー裁断でカットされたセミや穴などの大きさや配置はランダムに付けられているように思いましたが、全て特定の位置に配置されており、個体差が出ない緻密な設計になっている。
穴がたくさん空いているので絶対に無意味な止水ジップ。。
マットな表情の表地は生地の状態でお湯で洗い表面の光沢を落とし、裏地は接触冷感と防シワ性を持ち合わせた機能的な素材。
モノとしての面白さやコンセプトに目が行きがちですが、クオリティも高いんですよね。なんていうのでしょう、A MACHINEの洋服はデザインとクオリティのバランスが着る側としても心地良いです。
前シーズンは大きなタグだったので、今シーズンは石が縛り付けられた重いタグがつきます笑
こちらはアイテムごとに縛っている紐が違い、石は全て拾ってきたものを手で洗っていると聞きました・・・
ところで、セミ柄の服って個人的に洋服で見たことがなかったです。
様々なイメージなどによって、無意識に敬遠されてなかなか日の目を浴びる?(とは違うかもしれませんが)ことのなかったセミをここまでふんだんに使うとは・・・
A MACHINEらしく大胆で力強い一着ですよ。。。!
気になる方は是非店頭でご覧ください。
サカニシ