今シーズンの【CASEY/CASEY】のトピックスとして外せないのが、やはりブランド初となる“デニム”を取り入れていること。

生態系や生物の多様性を尊重した環境再生型農業により生まれた“レジェネラティブ・コットン”を使用した糸で製織された2種類のデニム生地が使われておりますが、今回紹介するのはこちら。

 

CASEY CASEY
TIE ME UP PANT – DENIM L / 25HP293 [Indigo]
TIE ME UP PANT – DENIM L / 25HP293 [Black]

“TIE ME UP”の名の通り、本体と共生地のヒモを結んではくパンツ。量感たっぷりのパターンに定評のあるCASEYではおなじみのイージーパンツですが、このようにヒモを前面で見せていかすというのは珍しいですね。生地は少し薄手のライトオンスなので、厚すぎず薄すぎずの生地感が柔らかなシルエットを描き出してくれます。ウォッシュ加工済みなので、やわらかなはき心地も快適です。

カラーは2色ですが、インディゴは一般的なデニム色、ブラックは黒×白のようなデニムではなく真っ黒、そこにコントラストのあるステッチが効いています。このステッチワークもデニム生地ならでは、ボタンフライの仕様やベルトループを付けるなどもジーンズ的な特徴を踏襲しているところで、CASEYではこれまであまり見なかったデザインですが、やはりパターンはCASEYらしいものになっているのでムードがあるのです。

 

 



KIJIMA TAKAYUKI
JERSEY QUILTED GARRISON CAP / MYYY252815 [Black]
LESCA
VIAN
HEUGN
SILK DOT REGULAR COLLAR SHIRT “ALF”
CASEY CASEY
TIE ME UP PANT – DENIM L / 25HP293 [Indigo]
MARMOLADA
TYROLEAN SHOES – VACCHETTA ELBAMATT / FG119 [Navy]

 

ウエストとヒップにはボリュームがありますが、股下にマチのある仕様で立体的になっていて、膝上あたりから裾にかけては割とストレートなシルエットの印象。シャツをインすると腰回りの特徴を存分にアピールできますが、シルエットがいいので難しく考えずさらっとはいて十分存在感があります。
CASEYのものづくりは元来、真新しい状態から洗いや染め、手縫いの処理などなにかしらの手作業を加えたもので、そこにブランドのアイデンティティがあるのですが、初のデニム生地を取り入れたことでより経年変化を感じることができるので、一層育てがいのあるパンツになりそうです。

 

 



LESCA
QUIZZ
CASEY CASEY
HAMNET SHIRT – PAPER COT STRIPE / 25HC302
TIE ME UP PANT – DENIM L / 25HP293 [Black]
PARABOLOÏDE
SHEARLING MULE / P4CH09

 

ブラックはインディゴのような色の変化、タテ落ち感は表れないでしょうが、ボディとよりコントラストのある糸により、普段より太い番手の糸使いや補強のためのディテール、カンヌキなど、力強いステッチワークが映えます。そしてちょっとしたことですが、長めに設定された共生地のヒモの見え方や裾の裏に付けられた生地の使い方などにはやはりファッションを感じさせるCASEYらしさですよね。

 

 

10月に入りようやく涼しく感じる日が増えてきましたが、なんだかんだ活躍するのはこのくらいの生地のパンツだなと、撮影のために着用した際につくづく実感しました。
即戦力のこちら、是非チェックしてみてくださいね。

 

 

ホソエ

 

Posted by:sakae