JOHANNA PARVのアイテム紹介も、今回でラストになります。
最後にご紹介するこちらは、個人的にもかなり好きなアイテムです。



私はロンドンの街並みが好きです。歴史ある建物のすぐ隣に現代的な建築があり、様々な文化や人種が入り交じる。少し歩くだけで街の表情や匂いが変わる、あの独特の雑多さに惹かれます。
そんな街を、このバッグを見ると思い出します。
想像するのは、現代的なジャケットを羽織り、細いフレームの自転車で颯爽と街を駆け抜ける人物。目的地に着けば自転車を停め、そのまま仕事へ向かう。
気負った様子もなく、移動のための道具も、身に着けるものも、すべて自分のスタイルの一部になっている。そんなロンドンの風景が浮かびます。
これを名古屋の街でやっていたら、きっと格好良いでしょうね。栄の街並みも、オールドストリートに見えてくるかもしれません。

FRAME BAG
Price : ¥191,400(tax inc.)


さて、肝心のバッグについて。
クラシックなサドルバッグを再解釈したデザインで、2つのコンパートメントの間には空間が設けられています。


この構造を利用して、自転車のフレームに固定したり、ジャケットや傘を挟んで持ち運んだりすることが可能です。
バッグといえば、荷物を中に収納するのが基本。ところが、こちらは挟む、固定するという使い方まで想定されています。
収納するための容量を増やすのではなく、バッグの構造そのものを工夫することで、持ち運べるものや使い方を広げている。
こういう発想を、奇抜なアイデアで終わらせず、実際のデザインとして成立させているところにJOHANNA PARVの面白さがあると思います。

それでいて、素材には上質なナッパレザーを使用。
いかにも自転車用という雰囲気にはならず、ショルダーバッグとして普通に持っていても格好良い。機能性を備えながら、用途を限定するような見た目になっていないのも魅力です。



自転車に乗るときはもちろん、自転車に乗る予定がない日にも持ちたいデザイン。
むしろ、特別な使い方を意識することなく、普段の服装に合わせて何気なく持っているぐらいが格好良いのではないかと思います。
機能性を追求した結果、見た目まで格好良くなったのか。それとも、このデザインを成立させるために機能が生まれたのか。
どちらが先なのかはわかりませんが、デザインと機能がここまで自然に結びついているのは、JOHANNA PARVならではだと思います。
男性はもちろん、女性にもオススメです。
シバタ