今日は今シーズンより栄店にてお取り扱いをスタートした、イタリア・トスカーナ発のレザーブランド”CECCHI DE ROSSI”（チェッキデロッシ）をご紹介いたします。
デザイナーはTOMMASO CECCHI DE ROSSI （トマソ チェッキデロッシ）。
CECCHI DE ROSSI は、古くはCECCHI 家とDE ROSSI 家が一緒になった家系で、イタリア・トスカーナ州の”PESICA”（ペーシャ）に居を構えています。この土地は近年まで、タンナーとして有名なGUIDI 社もアトリエもあり、革産業にたずさわる中では知られた土地です。
一族は山を所有し、ブドウ畑＝ワイナリーの経営を主としています。山には一族の住居もさることながら、夏場のゲストハウスなども運営。その山の一角に、CECCHI DE ROSSI のアトリエがあります。
木型を使用し手作業にて革を成形する“モールド製法”（日本では絞りが呼称）により、この独特な箱型の形は作られています。
革を水で濡らし、木型を用いて伸ばす＝成形する、乾かす、の一連の作業を繰り返し無縫製にて形を作っていきます。（※一部のカーブ部分はフラットに革を張り合わせています。）
革は特別に鞣しを施したトスカーナ産のバケッタ・バッファローレザーを使用。
染色は一族で生産するワインの主原料を使用した、国際特許を有する「ペレヴィーノトリートメント」により染められます。
モールド製法は、その製造工程で革本来の持つ油分が飛ぶこともあり、この染色方法はダイイングと呼ばずトリートメントという名称のとおり、ブドウの成分であるタンニンが革に作用することで、染色しながら再びタンニンにて鞣されているのです。
モールド製法での鞄製作以外に、こんなユニークなアイテムも・・・
革にラバーコーティングを施したサンダルです。ヒッピーライクな表情がとても好み♪
CECCHI DE ROSSIのアイテム はWEB SITEに掲載しております。
早速チェックしてみてくださいね！
イソムラ
