今日は、cantateのスーツをご紹介させていただきます。

 



cantáte
D. Navy Jacket & Trousers

 

cantateの定番と言えるネイビーのジャケットとトラウザーズ。
職人的なディテールや仕立てはそのままに、生地を変更しての登場です。シルエットやディテールについての詳細は、以前の記事でもご紹介しましたので、是非ご覧ください。
そこで本日は、変更されている生地についてと、実際にわたくしが私物として着用していて、感じたことをお話させていただきます。

 


今シーズンの素材は、経糸にファインメリノSuper140’s を、緯糸にモヘヤ100%を採用したものです。メリノウールは72番の双糸、モヘヤは24番の単糸が使われています。
原毛は、南アフリカ産のサマーキッドモヘヤで、素材の特徴であるハリやコシがあり、その光沢は「繊維のダイヤモンド」と称されるほどです。さらにこのモヘヤは、シワの回復力が良く、埃も付きにくい性質で、夏のテーラードアイテムの素材としては最適です。
今の時季でも、日中は汗ばむくらいの暑さを感じますが、この素材は全くじめっとした感じがなく、一日中ドライで快適な着心地を保ってくれています。日本のような湿度が高く、蒸し暑い環境には非常に相性がいいと思います。

 

 





cantate定番のシングルブレスト、2ボタンのオーソドックスな仕様のネイビージャケット。
最初はややタイトな感じがするのですが、胸に使われた本バス芯や、衿に使用されているアイリッシュリネンの芯地などが、着用を繰り返すと、驚くほど体に馴染んでいきます。完璧に身体に馴染んだジャケットは、とても軽い着心地と、エレガントな見た目を演出してくれています。

 

 





べルトレス、サイド尾錠がついた cantate の定番デザインのトラウザーズ。
太腿にゆとりをもたせ、裾に向かってきれいなテーパードのラインを描くシルエットは、本当に足が長く見えます。
着用していて驚かされたのは、モヘア素材の強いハリとシワの回復力。仕事柄、ひざを曲げたり伸ばしたりするシーンが多いのですが、膝裏もシワが入りにくく膝も抜けにくいです。また一日穿いたら、パンツを逆にしてハンガーでつるしておくだけで、一晩もあれば綺麗にシワが取れています。

 

 


一目でわかるほどラグジュアリーで気品あふれるcantateのスーツ。ビジネスで大事なシーンを迎える時、特別な日の勝負の一着、大事な場面で是非着用していただきたいです。
先日、私も友人の結婚式の際に着用していきましたが、そういったシーンでしっかりと、ルールに則った格好をするのも、気分がいいものですよ。

これはスーツだけではなく、cantateのアイテムすべてに対していえることですが、cantateのアイテムは実際に何度か着用いただくと、より良さを実感してもらえると思います。着ていくたびに良くなっていく着心地、味わい深くなっていく生地の表情、また一段と愛着がわいてきます。それはアイテム一つ一つに、並々ならないこだわりが詰められているからでしょう。皆様にも是非一度、この感覚を味わっていただきたいです。

 

シバタ

 

Posted by:chikaramachi lab.

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