New Yorkを拠点とする「oomaru seisakusho 2, inc / 大丸製作所2″」の代表、大丸隆平氏が手掛ける”OVERCOAT”。
今シーズンより栄店にてお取り扱いしております。
oomaru seisakusho 2, inc は、パターン製作を主に、企画やサンプル縫製まで手掛ける日本人によるクリエイター集団。大丸氏の仕事に信頼を置くブランド、デザイナーは数多く、名高いニューヨークブランドをはじめ、パリのメゾンブランドもクライアントを抱えています。そんな、大丸製作所2の大丸氏が2015年に満を持してスタートさせたプロジェクトが”OVERCOAT”。
数型のコートからスタートしたミニマルなコレクションも、今ではシャツ、パンツといったアイテムまで手掛け、コレクションを重ねるごとに物作りの幅を広げています。
(左:身長166cm、体重53kg 、 右:身長180cm、体重70kg)
基本的にコート類はワンサイズでの提案。サイズレスもOVERCOATの特徴といえます。身長166cmのマエダに対し、私イソムラは180cmの高身長、体格にかなりの差がありますが、着用サイズは同じなのです。どちらも体に添う美しいシルエットラインがしっかり出ています。そう、ルーズさや窮屈さは一切感じません。不思議。。。
ショルダー部分前後に施されたプリーツにより、どんな体型でも美しいショルダーラインを作ります。またアクションプリーツのような役目もあり、腕の可動域が格段に広がる画期的な構造。緻密に計算されたパターンメイキングがOVERCOATのデザインにもなっている特徴的なディテールです。そして、そのパターンと共に重要な要素である生地と縫製にも大丸氏の強い拘りが注がれています。使用する生地は全て最上質な物、縫製は国内トップクラスの工場にて生産を行っています。
服の構造を熟知してるからこそできる、論理的な組み立て。デザイン、デイテールに無駄がないのが頷けます。
ベーシックでシンプルなお洋服だけれども、きちんとOVERCOATらしさがある。パターンが引けて、それを縫える技術を持つという利点を最大限に生かしたモノ作りへのアプローチこそがオリジナリティを生み、それがOVERCOATの魅力となっているのだと思います。
・・・っとBLOGを書いている間に、、ステンカラーのコートは旅立っていきました!
「ありがとうございます!」
イソムラ