AW21 Collection “Nature Legacy”
自然との共生を意識したSS21シーズンと親和性を持たせた今回のコレクションは、イギリスの哲学者、フランシス・ベーコンの思想が着想源となっています。
自然へ畏敬の念を抱き、観察することで得たイマジネーションから暮らしの道具を生み出した先人たちの遺産に敬意を払い、解体と革新を重ねて制作しました。
新しい時代をより良く生きるための暮らしの道具を視覚、触覚で楽しんで頂ければ幸いです。
Designer : Goh
デザイナーの言葉通り、NICENESSは歴史あるアイテムをリスペクトしながら、独自のフィルターを通して洋服を製作しているように思います。
ただそれはビンテージのレプリカなどではない、造詣の深さと豊かなアイデアからくる、確かなクオリティーとオリジナリティーや新しさを感じさせるモノづくりが魅力の一つです。
今回ご紹介するアイテムは、私が特にそれを感じたアイテム。
40~50sのフライトジャケットをイメージして製作された渾身のレザージャケットです。
高級感ある素材は、着込むごとに味わい深いアタリが出る、茶芯のCOW LEATHER。
茶芯レザーとは、茶色の革の表面だけを黒く染色したレザーです。
芯まで黒く染まっているわけではないため、着用していくと内側の色が顔を出し、独特の経年変化を楽しむことができます。
ボタンホールの生地の断面を見るとよくわかりますね。
また自然光に当たると、黒とも茶ともいえない奥深いムラ感のある表情を見せます。
古着のレザーアイテムの難点である窮屈さを解消するため、シルエットにゆとりをもたせ、動きやすいよう計算されたパターンワークが採用されています。
希少なジャカード編機で製作された、オリジナル柄のリブがアクセントとなっています。
そこにはよく見るとNの文字が。こういった遊び心やディティールへのこだわりもNICENESSのアイテムの面白いところ。
リアルムートンの衿は着脱可能。
防寒性だけではなく、ビジュアルの変化も楽しめます。
これだけで結構気分が変わります。
コットン100%の裏地は、化繊のモノと違って肌当たりもよく、落ち着いた光沢感なので、こういった色でもいやらしく見えません。
KIJIMA TAKAYUKI
WOOL BEAVER BERET / No.212922
AURALEE
SUPER HIGH GAUGE WOOL KNIT P/O
NICHOLAS DALEY
PLEATED TROUSERS – Wool & Mohair
Alden
#45491H / BLACK CHROMEXCEL TANKER BOOTS – Military Last
レザージャケットは着ていても暑くなり過ぎることがなく、一年を通して活躍する場面が多いと思います。
カットソーやハイゲージニットの上からだと今の時期でも着れますし、風を通しにくいので真冬は中に着こめば防寒性を発揮します。
このジャケットはムートンの衿を取り外せるので、特に着用期間が長いと思います。
着こなしも含めて色々楽しめそうですし、NICENESSならではのクリエイションを存分に味わえる一着だと思います。
シバタ