2022SSシーズン、チカラマチラボではいくつかのスペシャルをご用意しております。
その第一弾としてご紹介するのが’tagliovivo garment collection’です。
VINTAGE CANAPA(ヴィンテージカナパ)
カナパとは1900年-1950年代頃まで、一般市民が自分たちで着る衣類や、テーブルクロス、ナプキン、収穫した穀物を入れる袋などとして使用するために各家庭で織られていた生地の事をいいます。ボローニャ、ナポリ、ローマでは原料となる大麻が自生しており、その繊維を叩いて取り出し手紡ぎし、それぞれの家庭にある手織り機にて織られていました。1950年以降になると原料となる大麻生産の取り締まりが強化されたことと、工業化が進んだことが重なり、やがて各家庭で織られていたカナパは姿を消していきました。
この希少なヴィンテージカナパを用いてtagliovivo初となるガーメントコレクションが誕生することとなります。
tagliovivo garment collection
TV-JK01 – VINTAGE CANAPA
ポケットのV字ステッチ、袖カフスのデザインといった40年代初期にみられる特徴的なディテールを取り入れたフレンチヴィンテージのワークジャケットをベースとした’TV-JK01’。VINTAGE CANAPAは生地幅が70センチ以下のものしか存在しないため、背中は2枚接ぎとし、ヨークと背中のT字は鞄を縫うテクニックを用いて全てハンドステッチで仕立てています。袖はテーラードジャケットのように前に振られ、美しい弧を描くシルエットラインとなっています。
tagliovivo garment collection
TV-PT01 – VINTAGE CANAPA
ヴィンテージのボーイスカウトパンツのディテールを踏襲した’TV-PT01’。フラップのブレードにはお馴染みのCulattaを使用しており、フラップをあげてボタンで閉じるとセーラーパンツのようなすっきりとした表情になります。ウェスト部分のパーターンを少し食い気味で仕上げており、やなぎ腰の日本人の体型にフィットするように設計されています。ジャケットと同様、ボタン付けは全てハンドで行なっており鳥足仕様になっているのも特徴。
大変希少な生地を使用したコレクションのため入荷数は極僅かです。
ご興味のある方は、2月11日午前12時より店頭およびWEB SITEにてお披露目いたしますので、是非ご覧くださいませ。
きっと何かを感じるはず・・・
イソムラ