東京・千駄ヶ谷のはずれ、閑静な住宅街にある靴店『Studio-hidden(スタジオ ヒドゥン)』。その代表で靴修理職人兼ビスポークシューズデザイナーの佐藤正兼氏が「3世代が履き、繋ぐ靴」というコンセプトのもと、はじめて手掛ける既製靴ラインのお披露目&オーダー会を開催します。

 

【3rd generation’s shoes】
靴の構造、デザイン、製造過程において修理、メンテナンスを行う事で理論上永続的に履き続ける事が可能という、今までにない全く新しいコンセプトの靴。

機械式の靴製造方法としては最古のもので、一般的には寿命の短い製法と言われているマッケイ製法ながらも、サードジェネレーションシューズは独自の手法を採用してパーツを部分的に交換出来るので理論上は無限にソールの交換が可能になり、末永く愛用できます。

大事な誰かに受け継ぐ事で、次の誰かの特別な一足になる。
そんなストーリーを造り手、売り手、買い手、この靴に関わる全ての人達で創造する。
そんな願いが込められています。





3EYELET V-FRONT DERBY
Price : ¥88,000 (tax included)

 

 





6EYELET OXFORD
Price : ¥88,000 (tax included)

 

 





PUNK SLIP-ON
Price : ¥93,500 (tax included)

 

 

靴のモデルはフロントのパーツを大きく1枚革でとったVフロントが特徴的な外羽根のプレーントゥ、フォーマルと言われる内羽根のプレーントゥ(現代においてはストレートチップがフォーマルだと思われているが元々プレーントゥはそれよりも格が上の人が履いていたものだそうです)、最もクラシックフォーマルと言われるオペラパンプスをデザインソースに、クラシックに対して180度対局のイメージで仕上げたスリッポンの3型。特にスリッポンは靴を愛でる物として捉える者に対してのアンチテーゼ的なデザインで、フロントのカッティングと踵の切り替えが内側に向いてズレている(センターラインをずらしている)のは爪先と踵を両手で持ってひん曲げたところをイメージしており、そんなところから“パンク”という名前が付けられています。

 

そして全てのモデルに共通して使用されている木型はStudio-hiddenオリジナルの“ツイステッドラスト”。その名の通りねじれた木型がベースで、かかとがフラットに接地しているのに対してフロント部分が内側に向かって傾いていることで足を入れた際に自然に重心バランスが内寄りになり、重心がセンターになるというもの。この木型は量産向けの既製靴ではほとんど使われていないものになります。

 

また同様に全てのモデルに共通している革はWEINHEIMER(ワインハイム)のジャーマンボックスカーフ。世界最高峰のブラックボックスカーフとして名高いこの革はエルメス等のトップメゾンにも採用されています。
なおこちらの革は価格が高騰し続けているため、このイベントでご紹介する靴の価格は今回のオーダー及び店舗の初回入荷分に限った特別価格となっています

 

 

今回のオーダー会ではオックスフォードの型で24.0cmから27.0cmまで0.5cm刻みでサイズサンプルをご用意しております。

(写真は一部足りていませんが当日はきちんと揃います!)

 

 

『Studio-hidden』にお伺いしたときにちょうどサンプルの製作中でしたので、その貴重なパーツの写真も簡単にご紹介。

 

なおオーダーでは靴をきちんと履いていく上で重要とされるファーストケアであるプレメンテを特別価格で承れますし、希望があればトゥスチールやハーフラバーをオプションでお願いすることも可能です。納期につきましてはオーダー状況で変わりますので、詳しくは店頭でご確認ください。

 

Studio-hidden
3rd Generation’s Shoes
Order Exhibition

日時 : 4/2(土)-4/4(月)、4/7(木)-4/10(日) 12:00-20:00
場所 : kink sakae
デザイナー佐藤氏 在店日 : 4/2(土),4/3(日)

※オーダーされる場合、デポジットとして商品代金の20%をお預かりさせていただきます。

 

私たちもこのようなイベントは初めてですが、デザイナー佐藤氏も初めての既製靴を紹介するということでとても楽しみとおっしゃっていました。サードジェネレーションシューズのことはもちろんのこと、お手入れや修理など、靴のことを色々と聞くことのできるまたとない機会ですので、是非気軽に遊びに来てくださいね。

 

ホソエ

Posted by:sakae