新店舗の立ち上げから約一年、kink chikaramachi lab.のオープニングはamachi.のイベントから始まった。

若く才能に満ち溢れたデザイナー吉本天地氏、彼についての詳細はここでは割愛しますが、誰もが羨むようなプロフィールを持つ稀有な存在であることはamachi.好きの中では周知の事実。そのプロフィールだけでも惹かれてしまうわけだけれども、、、やはり、天地氏が見てきた景色は私たちの日常にはなく経験できないことなのです。彼を取り巻く特殊な環境、そこで培われてきた感性はとても刺激的で興味深いものです。

amachi. / Waterscape Hand Cardigan

アイテムについてはいくつかご紹介したいのだが、amachi.の服は語りどころが多く書くのが大変、、、今回のブログでは得意とするニットウェアより’Waterscape Hand Cardigan’なる素敵なカーディガンをご紹介したいと思います。

今シーズンは“ Invisible environment ”<見えない環境>をテーマに掲げています。amachi.のプレスリリースより抜粋しますが、「土中の水脈、植物の根がもつ複雑なシステム。地上に立つ我々が視覚的に捉えることはできなくとも、一筋の水の流れの先に常に存在している、〈 見えない環境 〉。」その循環へ目を向けたのが今回のコレクションである。

コットン70%、和紙30%から構成されるニットは、コットンのしなやかさと、和紙の張りがミックスされた独特な質感が特徴です。「柔らかいけれど張りがある。張りがあるけれど柔らかい・・・」なんとも不思議なニットだ。着心地は軽く、ドライタッチ、ストレスフリーでとても快適なのも良い。

自然が生み出す水の流れや水面を表現したかのような複雑な編み模様は、熟練のニッターが手編みによって作り出したものです。トーンを変えた3色のブルーからなる美しいグラデーションも同じく水・水中を表しているのだろう。テクスチャやカラーパレットへのアプローチは独特であり、そのどちらにもストーリーを感じます。

 

ボタンホールはなくニットの網目にボタンを通し自由な位置で留めることが出来ます。ボタンの位置、距離を変えたり、ボタンから垂れる紐と紐を結わいでみるのも良いですね・・・その方法は自由で無限大。

MAN-TLE
SIX PANEL HAT – nylon packable / R12C2
amachi.
Waterscape Hand Cardigan
Side Slit Shirt
BERNARD ZINS
ODEON / 60290-047
履物関づか
hsm / sheep

大きな編地から覗くインナー・・・ニットと組み合わせるアイテムがポイントになりそう。

コントラストをつけるもよし、それを抑えたスタイリングも良いね。

想像力が掻き立てられる。

 

イソムラ

 

 

 

 

 

 

 

Posted by:chikaramachi lab.