今回は”NICENESS”の2022年春夏コレクションの中からオススメの3点をご紹介します。

WEBB – ウォッシャブルチノ トラウザー

 

まずは、”WEBB(ウォッシャブルチノトラウザー)”のご紹介。

40年代のミリタリーチノを、”NICENESS”が新たな形としてモディファイ。製品洗いをかけることで、自然なシワとヴィンテージ感溢れる風合いが特徴的です。

両玉縁のバックポケットに、シームがダブルステッチ仕様になっている等、どこか41カーキっぽさもあるミリタリーライクな1着です。

そしてスビンコットンを使用したチノ生地もポイントです。
スビンの中でも希少なファーストピックと呼ばれる、初摘みされたモノのみが使用されています。

初摘みスビンは綿本来の油分が残っているため、独特な光沢感やぬめりがあります。

こちらのパンツは、着用と洗いを繰り返して更に風合いが生まれる、”NICENESS流”のオリジナルチノとなっております。

お尻周りがすっきりとしており、スラっと落ちるシルエットが、着用した時に分かります。

ですので、41カーキっぽさもありながら、無骨過ぎず綺麗な見せ方を演出でき、クラシック感もあるパンツです。

生地の光沢感は、自然光に当たるとより分かりやすいですね。

穿いていくことで生地が柔らかくなり、ナチュラルなシワが入るなどの経年変化も楽しむことができます。

NICENESS
CINER – Wシルクエンジニアハット
DIZZY – NNジョッパーベルト

ENCOMING
STANDARD POCKET SHIRT

F.LLI Giacometti
PENNY LOAFER – TEJUS (NAVY) / FG123

 

クラシックな雰囲気を持つシャツを合わせてスタイルを組みました。
シャツは”ENCOMING”のものを着用しております。

ロンドンストライプと言われる、等間隔に配置されたストライプが特徴的で、前立ての仕様が英国式になっております。
アクションプリーツやヨークを排除するといった、シンプルを追求したシャツです。

シンプルなスタイルだからこそパンツのシルエットの良さが際立ちますね。

BOOKER – Wシルクエンジニアパンツ

 

次は”BOOKER(Wシルクエンジニアパンツ)”のご紹介。

フランス軍のメカニックパンツをベースに、米空軍の要素も取り入れた、ワーク×ミリタリーのハイブリッドトラウザーです。

そして、何と言ってもこのカラーリングが特徴的です。カラー名は「PIGGY」。そう、豚という意味です(笑)。
確かに色素の薄いピンクで、その様に捉えることもできますね。

こちらは、綿、シルク、リネンを濃度の差で先染めし、絶妙な色相のバランスをとっております。そして、ワイルドシルクならではの凹凸と、染色のムラによって生じるフェード具合が、良い塩梅で生地に現れております。

サイドアジャスターベルトを絞って着用することができるため、タックインして履いて頂くのがオススメです。

また、裾でもシルエットの変更が可能です。(個人的に絞って着用したときの裾に溜まる感じが好きですね。)

ワイルドシルクを用いたヘリンボーンならではの生地の厚みと粗野な表情を、非常に柔らかな色味で仕上げられたエンジニアパンツとなっております。

NICHOLAS DALEY
HAND CROCHET BUCKET HAT / Red

AURALEE
GIZA LIGHT WEIGHT DOUBLE-CLOTH ZIP BLOUSON

NICENESS
FELIX – NNリバーシブル70sTシャツ

Padmore & Barnes
WILLOW LOW / M387

 

ピンクのカラーと、”AURALEE”のチェックブルゾンの色味とを合わせたスタイルを組みました。

“NICENESS”は、ヴィンテージウェアに見られるディテールなどを、現代の洋服にデザインとして反映させることを得意とするブランドです。

現在でもよく目にする、ミリタリーやワークといったアイテムは、現に今でもファッションとして着られているように、普遍的に着ることができ、いつの時代の洋服とも相性が良いと思います。

PONSAR – SVR BORO スウェット

 

そして最後に、今回のコレクションのテーマでもある、民族的なエッセンスを表現するために、繰り返し人間の手作業が入った雰囲気を持つBORO風ニット”PONSAR(SVR-BOROニット)”のご紹介です。

オーガニックコットン、リサイクルリネンを使用し、通常のニットとは異なる「SVR機」を使用して編み立ててニットです。

「SVR機」は一般的な横編み機で用いる限界色数を、僅かながら増やすことができます。
寄りで見るとより分かりやすいとは思いますが、複数色の糸を使用しているのがわかります。


糸を一本取りで編むことによって、ニットとしての薄さと軽さを出しているので、カットソー感覚でこれからの時期でも活躍します。

裾と袖口はリブではないので、よりリラックス感のある見た目になっています。

KIJIMA TAKAYUKI
THOMAS MASON BUCKET HAT (PLAIN) / No.221316

COMOLI
ヴィスコースリネン B.D.Uショーツ

MARMOLADA
TREKKING BOOTS – MAROKID / FG583

 

こちらでは、”COMOLI”のパンツに合わせてみました。

ニットもそうですが、パンツにもリネン素材が使われております。
素材特有の落ち感や、ドライタッチな肌触りが春夏らしく、こちらもオススメのアイテムです。

個人的にショーツ×ニットのスタイルは、子供っぽくなり過ぎない好きな組み合わせ。さらにそこにブーツを合わせるのが今の気分です。

 

 

気温も上がってきましたので、今回ご紹介した3点のように今から真夏まで活躍するアイテムを是非、探しにいらしてくださいね。

 

ワタナベ

Posted by:sakae