日本を代表するハットメーカーKIJIMA TAKAYUKI。
様々な事柄から伝わる時代の空気感を、独自の視点とバランス感覚で取り入れ、「スタイリングで生きるデザイン」をコンセプトに掲げています。

2017年、Fall/WinterからKIJIMA TAKAYUKIのハイエンドライン「HIGH LINE」をスタート。
創立以来20年以上にわたり、ヘッドウエアのデザインと手作業による帽子作りを行ってきたデザイナー木島隆幸の持つ「普遍の価値」を、伝統的なクチュール技術と現代的なデザインの解釈で未来へつなぐコレクションを展開。

ブランドのアトリエにて、職人が一点一点丁寧に仕上げ、長い時間をかけて製作。木型を使用した成型方法やハンドステッチにより、柔らかな風合いと機械では行き届かない気配りが加えられています。

素材は、近年失われつつある手触りの良いラビットヘアフェルトや、ビーバーヘアフェルト、貴重なデッドストックのフェルトを中心に使用。
オリジナルパーツにはシルバー925を用いて、ジュエリーのような優雅さもプラス。

100年以上変わらない伝統的な製法と、デザイナーが感じる現代の空気感が交わることでニュースタンダードを作り出します。

当オーダーエキシビションは、 [HIGH LINE] の既存モデルをベースに、素材・色・サイズを数種類の中からお選びいただき、クラウンの高さやブリム幅の微調整など、パーソナルなリクエストにも対応が可能です。
9/17(土) – 9/18(日)の2日間は デザイナー木島隆幸氏が在店。フィッティングや、一人一人の雰囲気に合ったアイテムやバランス感を提案してくれます。
※18日はデザイナーの在店が17:00までとなります。

また、kinkエクスクルーシブモデルも登場。
定番パターンのソフトハットをベースに、クラウンの高さやブリムの長さを特別仕様に。
お選びいただける素材は、希少なカンガルーやマスクラット、キッドなどのリアルファーですが、毛皮製品の生産過程で発生するスクラップをパッチワークしたものになります。
リアルファーの魅力を最大限に感じられるミニマルなプロダクトは、貴重な資源を蘇らせるアップサイクリングな取り組みとなっています。※材料に限りがございます。

 

今回もブランドのご厚意により、オーダー数に応じHAT BOXを1つプレゼント。
イベント期間中は、ブランドがアーカイブしている[HIGH LINE]の商品も複数並ぶ予定です。

トータルコーディネートで生きるデザインと、職人の手仕事により丁寧に美しく作られた帽子の放つ「普遍の価値」を体感できると同時に、[KIJIMA TAKAYUKI HIGH LINE] を、実際に手に取りオーダーいただける貴重な機会となります。

ぜひ、お越しくださいませ。

 

KIJIMA TAKAYUKI

デザイナー木島隆幸により、前身のブランド「coeur」から2013年にブランド名を自身の名前である「KIJIMA TAKAYUKI」に改め、メンズライン、ウィメンズラインの展開でスタート。

KIJIMA TAKAYUKIのコレクションは、様々な事柄から伝わる時代の空気感を、独自の視点とバランス感覚で取り入れ、「スタイリングで生きるデザイン」をコンセプトに置くハットブランド。
1990年から1994年の5年間、帽子デザイナーの第一人者である故平田暁夫氏*1に師事。イッセイミヤケやヨウジヤマモト、コムデギャルソンなどの帽子製作に携わり、ヨーロッパのオートモード*2の技術を習得。
1995年に東京・代官山にアトリエを設立し、1999年、直営店をオープン。アトリエでは熟練した技術を持つ職人たちが、手作業で一つ一つ丁寧に商品を作り上げている。そこでは量産的生産方法には出来ない、柔らかく心地よい着用感を生み出す独自の技法が用いられている。
UNDERCOVER, FACETASM, TOGA, TAKAHIROMIYASHITA The SoloIst, ART&SCIENCEなどのコラボレーションでは、手作業による細かな表現方法や伝統的な技術を提供。
2017年、Fall/WinterからKIJIMA TAKAYUKIのハイエンドライン「HIGH LINE」をスタート。デザイナーの持つ不変の価値を、希少な素材や贅沢な材料を用いて、伝統的なオートモードの技術を駆使したコレクションを発表。

*1:1960年代に渡仏してオートモードの巨匠ジャン・バルテ氏に師事。オートモードの技術を日本に持ち帰り、皇室などの帽子を製作していた。
*2:洋服でいうオートクチュールのこと。採寸はもちろんのこと、デザインから素材決めまで、すべてをオーダーメイドで作る

 

 

キヨハラ

Posted by:chikaramachi lab.