kinkでは様々な革を使用した靴がありますが、中でも私が特に好きな革はネイビーのテジュー。トカゲ科に属する爬虫類の一種で、クロコダイルを連想させる長方形の鱗模様が特徴的な高級エキゾチックレザーです。
ネイビーという色もフレンチな雰囲気を漂わせ、品があり、とても気に入っています。

この革の靴に最初に憧れを抱いたのは、私の上司であるchikaramachi lab.スタッフのキヨハラの影響。キヨハラ自身もこの靴に憧れを持っていたようで、その話はこちらのBLOGに書かれています。

今シーズン、kink sakaeではこの革を準備できる分を全て使って、二種類の靴をご用意しました。


Penny Loafer – TEJUS / FG123
 
一つは数年前からkinkで展開をしている定番モデルペニーローファー型のFG123。
しばらくの間、一部のサイズが欠けていましたが、久しぶりに再オーダー。(すでにサイズ42は完売してしまいました。)

私自身もこの革といえば、やはりこのモデルを思い浮かべます。
革の特徴を最大限に引き出したデザインで、コインローファーというアメリカ靴の代表的なデザインの中に、イタリア靴らしい仕事の細かさを見て取ることができ、革のビジュアルや色目からフランス靴のような雰囲気も感じさせます。


私が約4年程ハードに履き続けた私物。
深くシワが入り、色も多少変化が見て取れます。

ハンドソーンウェルテッド製法で作られているため、初めから足馴染みは良かった記憶ですが、中底が沈んだ今はさらに履きやすくなっています。

最近はこんな感じでCLASSの変なショーツにソックスでのコーディネートに履いたりしています。

今日は靴を際立たすために、全身の色を纏めたコーディネートで出勤してきました。何年前に買ったかわからない”PERIOD FEATURS”のシャツと何故か急に白のパンツを合わせたくなって引っ張り出してきた”ANATOMICA”のパンツでフレンチエスニックなイメージです。

スラックス、デニム、ジャージにショーツなど思い返すと本当に様々なスタイルに合わせていました。これを合わせるとどんなスタイルでも格上げしてくれる安心感と高揚感があるんですよね。


W-monk Strap Sandal – TEJUS / FG332
 
もう一つはジャコメッティの定番モデル、ダブルモンクサンダルで制作をお願いした”FG332″。
これもまたいい仕上がりです。カッコイイ。

このモデルのシューズは我々kink スタッフが大好きなモデルでもあります。
過去には思い出せないくらい様々な革で制作してもらいましたが、テジューでは初めて。

テジューの特性としてその革の柔軟性があります。軽快なサンダル型とは相性抜群です。

  
ソックスとの組み合わせが楽しいですし、もちろん素足もOKです。
パンツも好きなパンツに一度合わせてみてください。意外となんでもハマりますよ。


そしてこの靴を狙う人がここにも。。。
なぜか皆欲しくなるみたいです(笑)
 
 
シバタ

Posted by:sakae