【F.LLI Giacometti】
イタリア・ベネト地方に唯一残るファクトリーブランドとして、数多くの有名メゾンブランドの靴を手がける”フラテッリ・ジャコメッティ”。伝統手法によって生み出される革や、希少性の高い特別な革などを用い、ノルベジェーゼ製法をはじめとする高度な技術を要する様々な製法を駆使し生産される靴。革新的なアイディアと、伝統技術を高い次元で融合させた、他では決してお目にかかることが出来ない特別な1足を作り続けています。
本日ご紹介いたしますのは、私キヨハラのファーストジャコメッティでもありますこちら。
F.LLI Giacometti
Penny Loafer – IGUANA / FG123
Color : Navy
姉妹店のkink sakaeで定番アイテムとして取り扱いをしていたモデル。いつかは欲しいと思いつつ、そのプライスからなかなか手に入れることができなったのですが、4年ほど前だったかな、念願かなってYさんに43Hというデカサイズをオーダーしてもらったのは。大人の靴というか、憧れの靴でもあったので、届いた時の高揚感は今でも覚えています。履きたい衝動が抑えられず、早速その日に履いて帰ったら雨に降られて一気にブルーになったことも。
今シーズンからはhigashisakuraで取り扱いをしております。
艶っぽさのあるテジューレザーをカジュアルなペニーローファーのデザインに落とし込み、トウ周りがやや丸みを帯びたオーソドックスな木型を採用。その木型とハンドソーンウエルテッド製法による程よいボリューム感。テジューレザーからはもちろんですが、ネイビーに対してコバがブラックという配色や、半カラス仕上げのソールからも色気を感じることができます。ドレスシューズではないけれど、カジュアルシューズというには何かピンとこない。立ち位置が自分にとっては絶妙で、このキザ過ぎず嫌味のない特別感を持つバランスにおもわず唸ってしまいます。
靴の顔ともいえるアッパー部分には、接ぎのない一枚革を使用。しかもテジューレザーの中で最も美しい鱗模様の並ぶお腹部分。なんとも贅沢かつ美しい使い方です。モカ部分は高度な技術を要するハンドスキンステッチ。これにより、鱗模様の美しさはそのまま。バックステイにも一文字のスキンステッチ。でもこれはキッカーバックとして使わないでくださいね。
素材の活かし方、細部まで抜かりない丁寧な作り、そして高いデザイン性もメゾンブランドの靴を手掛けるジャコメッティならではです。
こちらは私物。強度の高いテジューレザーとその作りの良さから、数年着用してもくたびれた感じは全くありません。もちろんお手入れも大事です。
cantate
RICHFIELD
ENGINEERED GARMENTS
Popover BD Shirt – Big Madras Plaid
cantate
ネイビーカラーとその佇まいからフレンチの匂いの感じるスタイルや、ペニーローファーのデザインからウィットの効いたアメトラスタイルにもいいですね。今ならトラックパンツなどにあわせても面白いのではないでしょうか。
あわせられるスタイルも幅広く、そして何より履くと気分を上げてくれる靴です。
いつか欲しいと思っている方、今がおすすめですよ。
ぜひお試しにいらしてください。
この靴に熱い視線を送る人が...。
これはかなり欲しい時の顔です。
キヨハラ