Ten c

“The Emperors’s New Clothes”

(アンデルセン作『はだかの王様』の原題)がブランド名の由来。

<Stone Island>のチーフデザイナーを12年間務めたPaul Harveyと、

<CP Company>のデザイナーであったAlessandro Pungettiがタッグを組み、

「デザインだけ、機能だけの服の時代は終わった。一生着れる服を作る」

という思いのもと、構想3年、製作2年もの時間を費やした、モノの価値だけで勝負する服。

 

20世紀のミリタリージャケットをデザインのベースにしながら、

革新的な素材開発と色気漂うイタリアらしさを加えた本物志向男のためのウエア。

(プレスリリース引用)

 

 

 

 

 

早いもので2019年もあと1ヶ月ほど。

今年は寒くなるのがゆっくりでしたが、そろそろ本格的な冬の到来です。

この時期になるとおすすめしたいのが最強アウターと謳われるTen c。

今シーズンも定番のANORAK、PARKAと入荷しておりますが、本日ご紹介いたしますのはニューモデル。

 

Ten-c テンシー Anorak アノラック Ten-c テンシー Anorak アノラック KEY ANORAK

Color : Black , Olive

Price : ¥160,000+tax

 

シンプルなラグランスリーブのジップアップパーカ型。

二重フラップのフロントやポケットなどはミリタリー由来の機能的な作り。

他のモデルとは異なりデタッチャブル仕様のライニングではなく、一体型になっています。

外見からはダウンウエア特有のモコモコ感は見受けられませんが、贅沢にホワイトダックダウンがたっぷりと使用されており、保温性は申し分ありません。インナーもサーマルやミドルゲージのニットで十分です。

また、インサレーションのダウンがボリュームがあるので、サイズは体格によってはワンサイズ上げてもよろしいかと思います。

(176cm/72kg Size : 50)

 

 

 

Ten cの代名詞でもある超高密度ナイロンベンタイルミリクロス(通称OJJ)が使用されていますが、ダウンウエアのためガーメントダイ(製品染め)ではなくピースダイ(生地染め)により染色されています。それにより生地の風合いがガーメントダイと比べると柔らかく、しなやかな仕上がりに。また、縫製部分のパッカリングも少なくラギット感も少しマイルドになっています。

ちなみにOJJとはOriginal Japanese Jerseyの略。日本で作られたジャージ素材。日本の技術が誇らしくもあり、ジャージー素材というもの驚きますよね。

数年着用したような奥行きのある表情、軽量で雨風を防ぐ上に透湿性があり、レザーのように着用者の体に馴染んでいく。そして非常にタフ。

この素材はブランドを語る上では欠かせません。

 

 

「一生着れる服を作る」

この言葉の中には、一つの服が廃棄されることが少なくなれば、大量にモノが生産されるファッション業界の環境への影響を、劇的に減らすことができると信じているデザイナーたちの思いも込められています。

 

アウトドアギアを凌駕するほどの機能性と、イタリアらしい色気漂う雰囲気をあわせもち、環境への配慮も考えられた最強アウター。

決してお買い求めやすい価格ではないですが、その価値はあるのではないでしょうか。

おすすめさせていただきます。

 

 

キヨハラ

 

 

 

 

Posted by:chikaramachi lab.