Ten c
“The Emperors’s New Clothes”
(アンデルセン作『はだかの王様』の原題)がブランド名の由来。
<Stone Island>のチーフデザイナーを12年間務めたPaul Harveyと、
<CP Company>のデザイナーであったAlessandro Pungettiがタッグを組み、
「デザインだけ、機能だけの服の時代は終わった。一生着れる服を作る」
という思いのもと、構想3年、製作2年もの時間を費やした、モノの価値だけで勝負する服。
20世紀のミリタリージャケットをデザインのベースにしながら、
革新的な素材開発と色気漂うイタリアらしさを加えた本物志向男のためのウエア。

 

 

毎年この時期になるとご紹介しているTen c。本格的な冬が近いということですね。
取り扱いをはじめたのはたしか2013年からだったと思うので、7年経っても変わらずANORAKやPARKAが並んでいるのは、いかにその完成度が高いということを改めて感じさせられます。
今年は、ANORAKはDark NavyOlive、PARKAはDark NavyBlackをご用意。
もちろんそれだけではなく、今回ご紹介するニューモデルもございます。

 

 

 

SNIPER PARKA (with DOWN LINER)
Color : Olive Gray
¥235,000 + tax

 

Ten cのDECK PARKAを改良してリリースされたSNIPER PARKA。
風から顔を守る特徴的なダブルフラップを備える再調整されたフードや、チェストの近くに配置されたハンドウォーマポケット、そして大容量の腰ポケットなど、ミリタリー由来の仕様が随所に備えられています。ANORAKに比べるとややゆったりとしたフィット感で快適な着心地。お色はグリーンがかったグレーといえばよろしいでしょうか、その重厚感のある生地感や無骨なディテールとは相反するような淡く軽さを感じるトーンで、ダークトーンになりがちな冬の装いを明るくしてくれます。またコートなどのトラディショナルなアウターだとなかなか選びにくいお色かもしれませんが、このデザインならワードローブに加えていただけるのではないでしょうか。

 

AURALEE
Alpaca Wool Super Light Knit Big P/O
BYBORRE
Pants Merino – AO2
FLLI GIACOMETTI
Chukka Boots – Elbamatto Rovescio

 

もちろん使用している生地は通称”OJJ”と呼ばれるOriginal Japanese Jersey。何度も説明しているのでくどいかもしれませんが、これは日本で作られるジャージ素材。イタリアのブランドですが日本のファブリックメーカーとの関係が深く、Ten cのブランドロゴのインスピレーション元は日本の国章であるほど、時代を超越した日本の技術力をたたえています。

その超高密度で編み上げられた生地を使用して作られたガーメントを、イタリアで熱と圧力をかけて染め上げ、特殊なコーティングを施し完成させています。化学繊維ながら数年着用したような奥行きのある表情を持ち、着るたびにレザーのように体に馴染み、デニム地のワークウエアのようなアタリが出る。それでいて軽量で雨風を防ぐ上に透湿性があり非常にタフ。

Ten c の目指す適応性と耐久性が”一生”続く衣服が実現されているかどうかは、ぜひ着てみて確かめてください^^
象徴的な定番モデル、ニューモデル、どちらもおすすめでございます。

 

キヨハラ

 

 

 

 

Posted by:chikaramachi lab.