バイヤー、デザイナーとして培った豊富な経験と、持ち前の類まれなセンス、そしてウィットに富む人柄…この人を言葉で表すとこんな感じでしょうか。
「尾崎雄飛」
この度、kink chikaramachi lab.のオープンを記念して、盟友尾崎氏のパーソナルな世界観を前面に打ち出したイベント
『尾崎の世界観』
を開催する運びとなりました。
第一回目のサブタイトルは、〜ブルーに生まれついて〜
サブタイトルは尾崎氏の以下のようなストーリーから生まれました。
「僕の母は手芸が趣味で、実家の壁面には、藍染の野良着や絞りの浴衣の古裂で作ったパッチワーク作品やぬいぐるみ、謎タペストリーなどがズラリと並び、母自身は自作のベストやパンツなんかを着て、全身藍色のいでたちを好んでいた。
思春期の僕はそんな母を「ダセェ」と言い、一緒に歩くことを拒み、すばらしい手芸作品群には興味のない素振りをした。
でもほんとうは、僕は藍染の古裂にとても興味があった。藍の褪せた色は美しいグラデーションを醸し、カスリ模様にはエキゾチックな魅力があった。絞り染めは地元の特産品である事も学び知っていた。
そして何より、藍色を身につけている母は生まれたこの国の文化を誇っているようで、カッコよく、大好きだった。
それでもあまのじゃくな少年の僕は「アメリカのブルー」に目をつけた。デニムやシャンブレーのインディゴ染料、スウェットの反応染料の褪せたブルーの色は理屈抜きにカッコよく、これらを着れば、エクレクティックに藍色を着る文化を実践できるのではないかと考えた。ほうら、目の前は紺碧の青い空だ。
それからというもの僕は、ブルーに囚われて生きてきた。AとBどちらかと問われれば、答えは“ブルー“だ。ブルーの物を愛し、選び、身につけてきた。そして今も。
あの頃の母のように、全身をブルーで固め世界中を飛び回るとき、僕はようやく自分のアイデンティティを見つけられたという気分になる。
そう、日本にはインディゴ・ピープルが住んでいます。気のいい人々ですよ、あぁ、はいそうです。私もそのひとりです。そんな具合に。」
今回のイベントは、尾崎氏がその審美眼により収集したヴィンテージウエアや雑貨、工芸品、そして自身のブランドSUN/kakkeのアーカイブなど、尾崎氏にとって特別な色である”ブルー”にまつわるモノを展示、販売いたします。
普段では手に入れることができないレアピースなどもあるかもしれませんね。
また、以前のイベントでもご好評だったレザーブレスレットや新作ウォレットも登場。
さらに、このイベントのために製作していただいたスペシャルなkink別注品もご用意しております。
そして、このイベントの記念すべき第一回目のゲストは、京都が誇る新世代の履物伝道師「履物 関づか」の関塚氏。
関塚氏にも別誂を製作していただいております。
盛り沢山のイベントですので、詳細は追ってブログでご紹介していきます。
楽しみしていてください^^
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キヨハラ