若い才能が集結したデザインチームにより展開されるKHOKI

「民族」「クラフトマンシップ」「前衛」「幼少時代」をキーワードに、加速し続ける消費社会のアンチテーゼとして先人たちが残した技術や文化を尊重し、自分たちのエゴや解釈を加えて作りすぎないことをコンセプトとしています。

クラフトマンシップのリサーチや民族への関心が強く、そのような要素と現代を生きる自分たちが作る意味として、新しい要素を加えて一つのコレクションを作り上げる。
今シーズンは「アメリカンキルト」に強く影響されており、また「牧歌」「パンク」という一見相反する要素を組み合わせたコレクションを展開。

ブランドにデザイナーというポジションはなく、いくつかのキーワードをもとにそれぞれの解釈でパタンナー は線を引き、生産管理は生地を手配します。そのため明確な絵型は無く、ギリギリまでどのようなものできるのかは誰にも想像ができない。最終的に意識していなかった生地とパターンが組み合わされた時に出来るものこそが、KHOKIが考える新しいプロダクトの可能性です。

このようなプロセスを踏むと見たことのないプロダクトが出来上がります。それは日常生活において着やすいものではなく、機能的でもないかもしれませんが、人の心を動かす可能性を秘めています。KHOKI の目指す機能的なデザインの位置付けは、日常の中で着られるアートに近いということ。必ずしも装飾的である必要はないけれども、生地の組み合わせだけでも違和感や緊張感を与えられるように考えられています。

 

 

身を飾ることよりも身を守ることへの関心が強くなり、新しい価値観への関心が薄くなってしまう人が多くなれば、ファッションブランドも保守的なプロダクトばかりを作ってしまい、業界の均衡化が進む。

KHOKIはこのような今の状況だからこそ、“洋服で自分を着飾ることはポジティブな未来へ向かうこと”だとコレクションを通じて人々に示すことがブランドの在り方だと考えています。

今後が楽しみであり、期待したいブランドの一つです。

KHOKI / kink online shop

このKHOKIとのイベントを現在企画中。匿名性の高いブランドイメージですが、イベントではメンバーの一人が在店してくれる予定です。
kink chikaramachi lab.の空間に、どのような違和感や緊張感を与えてくれるのか。今から楽しみです。
また進捗があればインスタグラム等でお知らせしますね。

 

 

キヨハラ

 

Posted by:chikaramachi lab.