3MANオリジナルのダッフル生地を使用したチョアジャケット。
まず目を引かれるのは襟から裾にかけて施されたブランケットステッチ、そして特徴的な3ストライプ。
背中の真ん中を走るストライプがとくにカッコよくて惹かれます。
他にも惹かれるのは肉厚の生地だからこその考えられたパターンワーク。
袖山をショルダーポイントより内側に設定し、さらに前後で異なる位置に配することで、肉厚な生地ながら肩が張らずにコンパクトな印象に。
後身頃を前方まで大きくとり、スリーブをオーバーサイズにすることで、ブランケットに包まれるような着用感を演出。
アームホールも深く、ローゲージニットなどの上からでも着用可能、完全にトップレイヤーとしてのつくりです。
ユーティリティーでインダストリアルなデザイン哲学を持つ3MANですが、個人的には静かに気を利かせたパターンワークも特長だと考えています。
生地は歴史ある英国のミル(ヘインズワース社)で織った特注生地。ブランケットステッチは、生地のストライプ部分と同じ糸でヴィンテージのシンガー・ブランケットステッチ・マシンを使用しています。こういったこだわりは男心が擽られますね。
徐々に冷え込んできた11月。
ぜひ、このブランケットジャケットに包まれてください。身も心も温かくなると思います。
懐は別ですが…。
キヨハラ