「ベーシックなクルーネックニット、¥93,500」
正直、価格が高いと感じる方が多いと思います。
それが、「カンタータが作ったベーシックなクルーネックニット、¥93,500」となると、
ん!?きっと何かあるはずだと、高いとは感じながらもその理由を知りたくなります。
やはりそれはクオリティーの高いものづくりをしていることが定着しているカンタータだからこそなのでしょう。
一つはやはりその素材です。
カシミヤ100%の糸、カシミヤ 70% / ウール30%の糸 、この2種類の糸を撚糸して1本の糸に。
そして、その糸3本を撚糸して1本の糸にする。撚る回数もテストを重ね細かく指定しています。
カシミヤは内モンゴル産の厳選されたホワイトカシミヤを、ウールはSuper140’sの極上のウールを使用。もちろんトレーサビリティの取れているものです。
なぜ、カシミヤ100%ではないのか。
このくらいの厚みのニットではカシミヤだけでは、粘り気という復元力、強度が足りないから。カシミヤ100%だと柔らかく気持ちが良いのですが何年が着るとどうしても草臥れてきてしまいます。
ウールは独自の復元力があり、強度を補うことと、柔らかいだけではなくコシのある良い風合いになるよう計算した混率でウールを混ぜています。
着用し、ブラッシング、ケアを繰り返すうちにフワフワと柔らかい毛が吹き出してきて、はじめとは別物と感じる最高の風合いに育っていきます。ですから、はじめはその素顔を隠してある状態。
柔軟剤や溶剤を使用して、はじめから柔らかくもできますが、あえてそれはしていない。
自分の手で育てていく方が風合いが格別だからです。
素材だけではなく、一目一目拾ったリンキングや袖の座りを良くする脇のガゼットなど、良いものにするためのストイックな姿勢が貫かれています。
本物をさらに本物に。
リンキングや原料、ケアの仕方についてデザイナーから話を聞きましたが、奥が深く、文章だと長くなるので、店頭でお話しさせてください^^
Crew Neck Sweater
Olive , Midnight
何と合わせるとかはあまり関係ない。いたってシンプル。
ワードローブにあって重宝する本物のセーター。
店頭に2度洗ったCrew Neck Sweaterの少しだけ素顔を覗かせたサンプルをお借りしています。
ぜひ、この風合いに触れてみてください。急に欲しくなるかもしれませんよ。
キヨハラ