A MACHINEから待望の2ndデリバリーが到着し、ようやく今シーズンのラインナップが本格的にスタートした感じがしています。

当店では、どちらかというとこの2ndデリバリーに比重を置いたセレクトを行っているため、今が最も充実した内容でコレクションをご覧いただけるタイミングです。

 



STONE DENIM JKT / 26-SDJKT
Color : Indigo
Price : ¥126,500 (tax inc.)

 
その充実したラインナップの中でも、まず最初にご紹介したいのがこちらのデニムジャケットです。

今回のコレクションを見た際、「これはA MACHINEでしか出会えない服だ。絶対に手に入れたい」と強烈に惹かれたアイテムが2つあったのですが、そのうちの1つがこのジャケットでした。もちろん、私も購入しました。

 


このジャケットが生み出された背景にある発想は、以前ご紹介したデニムパンツと同じです。

ベースとなっているのはLevi’sのデニムジャケット。デザイナー金井さんの感覚だけを頼りに生み出された一着です。

それは、いわゆる「リメイク」や「再構築」といった言葉では収まりきらない、もっと生々しいエネルギーというか、作り手の魂のようなものをひしひしと感じるんですよね。

 


絵の具で塗られた石が配置され、襟は取り外されて手縫いの星止めステッチが施されています。さらに、袖口も一度解体され、なぜか左右同じ向きで付け直されているという仕様です。

 

なぜこういう仕様にしたのかは、恐らく金井さん自身も明確には説明できないはず。

ただ、感覚的に「こうしたほうがいいな」という素直な発想から生まれている。だからこそ、こういう洋服って今まで見たことないよな、と感じるんですよね。

洋服の価値というのは、生地の質や縫製の良さ、ブランドの背景など、いろいろな要素によって成り立っていると思います。

でも、このジャケットに関しては、そうしたものとは少し違うところに魅力がある気がします。

ベースとなっているのは、ごく普通の古着のデニムジャケット。それを金井さんの感覚だけで解体し、手を加え、ひとつの洋服として成立させている。

こうした作り手の感覚そのものが洋服の価値になっていることって、ある意味すごく健全なことだと思うんですよね。

何かを作るときに、必ずしも合理的な理由や明確な正解が必要なわけではない。自分の感覚に素直に従って生まれたものが、誰かの心を動かす。

このジャケットには、そういう洋服本来の自由さがあるように感じます。
 


こうした思想で洋服を作り、ピュアな洋服を生み出せることがA MACHINEの魅力だと思います。

そして、そんな一着に出会い、実際に自分が着たいと思えることも、洋服を買う楽しさのひとつなんじゃないでしょうか。

もちろん今日も私はこのジャケットを着ています。
 
 

シバタ

 

Posted by:sakae