洋服におけるグラフィックやプリントの面白さって、単純に見た目のインパクトだけではないと思っています。
例えば、SUPREMEのようなストリートブランドが持つ、少しふざけたようなノリの良さ。あまり深く考えずとも、直感的に格好いいと思えるものには独特の魅力があります。
一方で、写真やアートを洋服に落とし込むことで、その背景にある文化や思想まで感じさせるような表現にも惹かれます。
以前、〈WALES BONNER〉が2025年秋冬コレクションで発表した、シアスター・ゲイツとのコラボレーションも印象的でした。写真の選び方やその見せ方に、単なるグラフィックとは違う知的な雰囲気があったんですよね。
今回ご紹介するA MACHINEのジャケットにも、少しそれに通じるような魅力を感じています。

ISLE OF LEWIS PADDED JKT / 26-ILPJKT
Color : Port
Price : ¥118,800 (tax in.)
A MACHINEは以前から、写真を全面にプリントしたアイテムを定期的に発表しているので、今回もブランドらしいなと思いました。
スコットランドの写真家Daniel Tullochがルイス島で撮影した写真を転写したものだそうです。
港の風景に謎の人物、、、よく分からないけれど妙に惹かれます。

僕がこのジャケットに感じる面白さは、ストリートウェアらしい自由さの中にA MACHINEらしい知性が同居しているところです。
大胆に写真を全面へ配置したデザインには、どこかSUPREMEにも通じるような、理屈抜きに着たくなるノリの良さがあります。
一方で、写真の選び方や見せ方には、もう少し知的な背景を想像させるものがある。
以前のWALES BONNERのコレクションを思い出したのも、きっとそういう部分なんだと思います。





そして、実際に着てみると、見た目のインパクトに反してかなり着やすい。
軽くて暖かく、ジャケット自体のシルエットも個人的にはかなり好みです。おそらく、この形が好きな方は結構多いんじゃないでしょうか。
直接肌にあたる、襟や袖にはアルパカ混のウールが採用され、中綿に3M™ シンサレート™ と呼ばれる高機能中綿素材で作られています。
見た目の面白さだけで終わらず、アウターとしての実用性もしっかり備えているのは嬉しいところ。


あれこれと背景を想像するのも楽しいですが、結局のところ、袖を通したときに理屈抜きで格好いいと思えることも大切です。
悪いんだけど、賢くて趣味のいいアイツ。学生時代の友人を思い出します。
シバタ