毎日目にするコロナのニュースや外出自粛、休業など、なかなか気分が上向きになりにくい日々ではありますが、また皆様と存分にファッションが楽しめる日が来るのを思い浮かべながら、商品をご紹介していけたらと思います。

 

個人的に洋服はもちろんですが、良い靴を履くと気分が上がりますので、本日のブログは靴をご紹介。

F.lli Giacometti Penny Loafer去年の今頃だったでしょうか。テジューのローファーを欲しそうに眺めていたシバタも、今ではすっかり履きこなしています。私キヨハラは30半ばでやっと手に入れたのに、24歳のシバタが履いているのを見ると少し鼻につきますね。笑
お店で靴がカブることもありますので、今はこちらの靴の方の出番が多くなっています。

 

 

 

F.lli Giacometti ジャコメッティ ローファー ワニ革F.LLI Giacometti

Penny Loafer – COCCO / FG543

Color : Black

テジューのモデルと同じ木型ですが、贅沢にアッパーは全てワニ革。COCCOはイタリア語でワニを意味するそうです。
ただ、ワニ革といえば高級革の代表的な存在でありますが、こちらはリュクスやエレガントという言葉があまりしっくりきません。
それは木型とデザインだけではなく、使用している革とモカ部分の作りも関係しています。

 

 

 

ワニ革だと四角形の鱗模様がイメージですが、それはクロコダイルなどの肚部分の竹腑といわれるもの。こちらはそれとは異なります。クロコダイル、アリゲーター、カイマンとワニ革は大きく3つに分類されますが、こちらはカイマンを使用しており、その特性から肚部分の革はほとんど使用されることはなく、背中や横肚部分が使用されます。このローファーはその丸腑のある横肚部分が使用されています。竹腑に比べると丸腑の方が男性的でワイルドな印象になりますね。また、カイマンは他のワニ革と比べて水濡れに強く、傷がつきにくいうえに、耐久性も高い魅力的な革です。

 

 

 

モカ部分は甲部分とサイドを持ち上げるように縫い合わせる”合わせモカ”。一枚革をつまんで縫う”つまみモカ”はテジューのモデルがそうであるように高級感のある上品な印象ですが、合わせモカはカジュアルで少しアメリカンな雰囲気に。またヴァンプ部分が一枚革ではないということは革の取り都合がよく、気になるお値段も抑えめになります。

贅沢なワニ革のローファーではありますが、幅広いスタイルにあわせられるバランスの良い佇まい。そのうえ、タフで履き心地の良いハンドソーンウェルテッド製法で気兼ねなく履けますので、シーズン関係なく出番が多くなる靴だと思います。

 

 

 

こちらは8か月ほど履いた私物です。丸腑特有の履きジワがはいり、よりワイルドでラフな表情に。
足馴染みの早さは自分が所有している革靴の中でも上位で、とにかく履きやすいですね。見た目の印象よりもアッパーが柔らかく、テジューのローファーと比べると合わせモカの分、つま先内部は少し広く感じます。

 

 

 

そして何よりもやはりワニ革の持つ特別感は、スタイリングや気分にも良い影響を与えてくれますよ。
ワニ革の靴の中では抑えめとはいうものの、なかなかのプライスですのでご自宅でゆっくりとご検討いただけましたら幸いです^^

こちらについてサイズなど些細なことでもかまいませんので、ご質問がありましたらお気軽にご連絡してくださいね。⇒

 

 

キヨハラ

 

 

Posted by:chikaramachi lab.